2023年11月10日 / 最終更新日 : 2023年11月13日 The doshomachi club 道修町コラム 第18回道修町コラム 「田邊五兵衛とサリチル酸」 日本酒の防腐剤、輸入 かつての日本酒造りには「火落ち菌」という大敵がおり、これに侵されると 腐造が蔵全体に及んで大きな損害を被ることがありました。その対策として サリチル酸の使用が奨励され、田邊五兵衛商店が明治15年(1 […]
2023年10月10日 / 最終更新日 : 2023年10月10日 The doshomachi club 道修町コラム 第17回道修町コラム 「赤玉ポートワイン」 鳥井信治郎の丁稚奉公 サントリーの創業者・鳥井信治郎は少年時代、道修町の小西屋で丁稚奉公 していました。そこで商売の他、洋酒の知識や製造を学び、味覚と嗅覚を 磨きました。独立後、明治40年(1907)に発売した混成ワイン […]
2023年9月8日 / 最終更新日 : 2023年9月8日 The doshomachi club 道修町コラム 第16回道修町コラム 「アサヒビール」 小西儀助商店の銘柄 銘柄「アサヒビール」は明治25年(1892)、大阪麦酒が吹田村醸造所 (現アサヒビール吹田工場)で製造を開始しました。しかし明治17年 (1884)から5年間、小西屋が「朝日麦酒」を製造・販売していま […]
2023年8月9日 / 最終更新日 : 2023年8月9日 The doshomachi club 道修町コラム 第15回道修町コラム 「小西儀助商店」 明治初頭の洋酒製造・販売 おなじみの黄色い容器の木工用ボンドを製造するコニシ株式会社は、 明治3年(1870)に薬種商「小西屋」として道修町に創業しました。 2代目小西儀助は“ハイカラ”な人物で、洋酒を輸入し、 混成ワイ […]
2023年7月10日 / 最終更新日 : 2023年7月10日 The doshomachi club 道修町コラム 第14回道修町コラム 「大阪薬舗学校」 大阪の薬学教育発祥の地 少彦名神社の社務所がある場所に明治19年(1886)、大阪薬舗学校が創立されました。 この学校は現在の大阪大学薬学部および大阪医科薬科大学(前大阪薬科大学)につながっています。 ちなみに昭和30年 […]
2023年6月19日 / 最終更新日 : 2023年6月19日 The doshomachi club 道修町コラム 第13回道修町コラム 「大坂の除痘館」 緒方洪庵の種痘事業と支援者 18世紀末にイギリスで開発された牛痘種痘法は、天然痘を予防するワクチンの元祖です。 日本には嘉永2年(1849)にワクチンがもたらされ、大阪では緒方洪庵等が古手町(道修町4)に除痘館を設立して […]
2023年5月11日 / 最終更新日 : 2023年5月11日 The doshomachi club 道修町コラム 第12回道修町コラム 「張り子の虎とコレラ」 張り子の虎の由来 文政5年(1822)秋、大阪はコレラの第1回パンデミックに襲われます。 当時、「三日コロリ」と恐れられたコレラに有効な対策がないなか、 少彦名神社では虎の頭骨等を配合した丸薬「虎頭殺鬼雄黄円」を 神虎( […]
2023年4月10日 / 最終更新日 : 2023年10月10日 The doshomachi club 道修町コラム 第11回道修町コラム 「道修町文書」 少彦名神社に伝来した薬種商組織にかかわる文書群「道修町文書」 少彦名神社の社務所ビル3階には「くすりの道修町資料館」があります。 ここは江戸時代、道修町の薬種中買仲間の寄合所(事務所)で、3万点を超える古文書が残され、 […]
2023年2月17日 / 最終更新日 : 2023年10月10日 The doshomachi club 道修町コラム 第10回道修町コラム 「薬祖講」 少彦名神社の崇敬団体「薬祖講」 神農祭の運営は、少彦名神社の崇敬団体「薬祖講」が担い、 現在では約400社の薬業関係企業で構成されています。 近年の神農祭では、参加企業各社の“ゆるキャラ”が一堂に会す 「くすりのキャラク […]
2023年1月13日 / 最終更新日 : 2023年1月13日 The doshomachi club 道修町コラム 第9回道修町コラム 「神農祭」 「大阪の祭りはえべっさんに始まり、神農さんで終わる」 大阪では近世以来、1月に十日戎(今宮戎神社)、7月に天神祭(大阪天満宮)、 11月22・23日に神農祭(少彦名神社)と祭礼が行われ、 神農祭は一年を締めくくる「とめの […]