2023年5月11日 / 最終更新日 : 2023年5月11日 The doshomachi club 道修町コラム 第12回道修町コラム 「張り子の虎とコレラ」 張り子の虎の由来 文政5年(1822)秋、大阪はコレラの第1回パンデミックに襲われます。 当時、「三日コロリ」と恐れられたコレラに有効な対策がないなか、 少彦名神社では虎の頭骨等を配合した丸薬「虎頭殺鬼雄黄円」を 神虎( […]
2023年4月10日 / 最終更新日 : 2023年4月10日 The doshomachi club 道修町コラム 第11回道修町コラム 「道修町文書」 少彦名神社に伝来した薬種商組織にかかわる文書群「道修町文書」 少彦名神社の社務所ビル3階には「くすりの道修町資料館」があります。 ここは江戸時代、道修町の薬種仲買仲間の寄合所(事務所)で、3万点を超える古文書が残され、 […]
2023年2月17日 / 最終更新日 : 2023年2月17日 The doshomachi club 道修町コラム 第10回道修町コラム 「薬祖講」 少彦名神社の崇敬団体「薬祖講」 神農祭の運営は、道修町の薬種仲買仲間で組織する少彦名神社の崇敬団体「薬祖講」が担い、 現在では約400社の薬業関係企業で構成されています。 近年の神農祭では、参加企業各社の“ゆるキャラ”が […]
2023年1月13日 / 最終更新日 : 2023年1月13日 The doshomachi club 道修町コラム 第9回道修町コラム 「神農祭」 「大阪の祭りはえべっさんに始まり、神農さんで終わる」 大阪では近世以来、1月に十日戎(今宮戎神社)、7月に天神祭(大阪天満宮)、 11月22・23日に神農祭(少彦名神社)と祭礼が行われ、 神農祭は一年を締めくくる「とめの […]
2022年12月9日 / 最終更新日 : 2022年12月9日 The doshomachi club 道修町コラム 第8回道修町コラム 「少彦名命」 祭神 少彦名神社の名称の由来となっている祭神・少彦名命(すくなひこなのみこと)は、 記紀神話に登場する日本の神です。 常世国より去来する小さ子神で、大国主神(出雲大社祭神)と協力して国作りをしたとされます。 医薬の神とし […]
2022年11月10日 / 最終更新日 : 2022年11月10日 The doshomachi club 道修町コラム 第7回道修町コラム 「神農さん」 祭神 少彦名神社の愛称「神農さん」とは中国の伝説上の帝王、三皇のひとりで炎帝ともいいます。 人身牛首で人々に耕作を教えたことから、その名が付きました。 また諸草をなめて性質を調べ、初めて医薬を作ったと伝えられ、 医学・薬 […]
2022年10月7日 / 最終更新日 : 2022年10月7日 The doshomachi club 道修町コラム 第6回道修町コラム 少彦名神社 道修町の少彦名神社 道修町の少彦名神社は、享保7年(1722)に和薬改会所が開設された際、 神農像を祀ったことに始まります。 安永9年(1780)には、京都の五条天神社から 少彦名命(すくなひこなのみこと)が勧請され、両 […]
2022年9月8日 / 最終更新日 : 2022年9月8日 The doshomachi club 道修町コラム 第5回道修町コラム 薬種仲買仲間 漢方薬の流通 江戸時代の後半、寛延元年(1748)以降、 漢方薬の流通は道修町が独占的に担っていました。 享保20年(1735)に成立した道修町薬種仲買仲間が、 中国から長崎にもたらされる漢方薬の品質を見極め、 価格を設 […]
2022年8月9日 / 最終更新日 : 2022年8月9日 The doshomachi club 道修町コラム 第4回道修町コラム 徳川吉宗と道修町 享保の改革、和薬改会所 道修町が「くすりの町」として発展するきっかけは、八代将軍徳川吉宗の享保の改革です。 当時は感染症が流行し、薬の安定確保が求められ、品質管理と国産奨励が実施されました。 小石川薬園(東大・小石川植物 […]
2022年7月12日 / 最終更新日 : 2022年8月9日 The doshomachi club 道修町コラム 第3回道修町コラム 道修町のはじまり 小西家 道修町に最初にやってきた薬種問屋は、堺の小西一統といわれています。 寛永年間(1624-29)、小西吉右衛門が徳川秀忠の名により道修町一丁目に移住しました。 豊臣秀吉の下で商人から大名に取り立てられた小西行長や、 […]